文藝・学術出版鳥影社

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新刊情報
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『受胎告知』の前で   『受胎告知』の前で

中澤美喜子

フィレンツェで初めてフラ・アンジェリコの『受胎告知』を見た南実子はその美しさの前に立ちつくした。想像していたより遙かに大きなそのフレスコ画は隅々まで丁ねいに描かれている。
そしてその画の前で始まった出会いと別れ。南実子は自分が真実の愛を掴むのはいつのことか、と胸の奥に微かな震えを覚えるのであった。

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著者略歴
1540円(税込)
中澤美喜子(なかざわ・みきこ)
長野県諏訪市生まれ。 諏訪二葉高校卒業後、英文科に進む。
チノン株式会社 海外営業部東京支社に13年勤務。
海外営業部長秘書の後、営業部員として、アフリカ諸国、中南米諸国、英国を担当。
海洋研究所に2年勤務。事務職の非常勤として生物生態部門所属。
米国電池会社 Duracell社 日本法人に10年勤務。新製品・新技術部主任。
Duracell社は在職中に米国Gillette社に買収される。
その後、Gillette社はP&G社に買収される。
(Duracell社は2016年Mr. Warren Edward Buffett, CEO率いるBerkshire Hathaway社に買収され、BH社のOne of Brandsとなり、現在に至っている)
2020年『瑠璃』を鳥影社から刊行
発刊日
2024年3月9日
ISBN
978-4-86782-074-2
ヴィレハルム ティトゥレル 叙情詩   ヴィレハルム ティトゥレル 叙情詩

ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ 著
小栗友一 監修・訳

キリスト教徒と異教徒間の戦いを、両方の視点から重層的に描いた「ヴィレハルム」は、優れた十字軍文学として、今日的価値を持つ。
さらに小品「ティトゥレル」と叙情詩を追加し、中世盛期ドイツの最も重要と言われる詩人の作品を完訳。

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著者略歴
4180円(税込)
ヴォルフラム・フォン・エッシェンバハ
(Wolfram von Eschenbach, 1170年代 - 1220年頃)
中世ドイツの詩人。
『ニーベルンゲンの歌』とともに中世ドイツ文学の最も重要な叙事的作品とされる『パルチヴァール』または『パルツィヴァール』(ドイツ語: Parzival)は彼によるものである。叙事詩の他の2作品、十字軍文学でありながら「寛容の精神」を訴える『ヴィレハルム』と若い男女の瑞々しい恋を悲劇の予感を漂わせながら描写する『ティトゥレル』も魅力的である。また、ミンネザングの歌人として、写本によって伝えられた作品の数は少ないが、極めて優れた叙情詩も残している。

小栗 友一(おぐり ともかず)
1942年生まれ 東京大学大学院修士課程修了 名古屋大学名誉教授 〈主要編著訳書〉 『パルチヴァール』(共訳)(郁文堂) 『中高ドイツ語小辞典』(共編著)(同学社)
発刊日
2024年3月19日
ISBN
978-4-86782-063-6
季刊文科95   季刊文科95 令和6年 春季号

特集Ⅰ 作家と結婚
増田みず子 自由
佐伯一麦 二つの抹茶茶碗
楊逸 ヘミングウェイ 結婚に求めたもの
名作再見
島尾敏雄 石造りの街で
幸田 文 雛
葉山嘉樹 出しようのない手紙
解説 「と」に潜むもの 富岡幸一郎
特集Ⅱ 吉行淳之介 生誕百年・没後三十年
鵜飼哲夫 平成四年の吉行淳之介─戦中少数派の晩年
加藤宗哉 やせ我慢と文章美学
野崎有以 血の赤、乳の白─吉行淳之介『砂の上の植物群』における「血」の親密さ
勝又 浩 五〇年めの吉行淳之介
名作再見 鞄の中身
大河内昭爾 没後十年
黒井千次  話す人・語る人・書く人 大河内昭爾さんの思い出
文科(エッセイ)
三浦清宏 「人に生かされている」
青野 聰 赤い目をした猫
藤沢 周 予 知
倉田 剛  芦川いづみと文学者
高橋真名子 直筆の文学資料を後世に 日本近代文学館への高橋英夫旧蔵品寄贈について
鄭 秋迪・溝井真人 赤松俊子・丸木位里と中国 ―歴史の忘却に抗した画家夫妻—
創作
大道珠貴 くすぐり〈2〉
松本 徹 金閣の建つ庭 二 華麗な日々と翳と
同人雑誌季評
河中郁男 グジャラート指数で見えてくる現代日本の姿
谷村順一 記憶を捏造する
連載
名作の舞台─記録と記憶⑮⑯ 坂口安吾『黒谷村』・ 犬童球渓「故郷の廃家」 清水節治
学界への窓 22 さまよう猫たち 高岡啓次郎
文藝季評 45 家と暮らしをめぐる物語 伊藤氏貴
遠き日々 映る影たち〈4〉 柴田 翔 
大江健三郎氏・旧懐─記憶・追憶・幻想〈3〉、そして〈結び〉  柴田 翔
明日行灯〈5〉 黄金の島の演劇祭  麻田 実
海の詩学─三島由紀夫〈12〉 空白の一年間─「彩絵硝子」と「花ざかりの森」のはざまで 鈴木ふさ子
大倉山から18 「反小説」の企ても『鏡子の家』─アメリカ滞在、そして結婚…… 松本 徹

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1650円(税込)
発刊日
2024年3月15日
ISBN
978-4-86782-081-0
向田邦子『あ・うん』ー「青りんご」まで   向田邦子『あ・うん』ー「青りんご」まで

高橋行徳

〈向田邦子がここにいる〉
日常の一瞬を切り取って、人間の素性を垣間見せてくれたエッセイスト、脚本家、小説家、そしてプロデューサーであった向田邦子の魅力に迫る。

日常の小さな出来事に引っ掛かりを覚えることから、向田の発想は始まる…つまりは、個人の体験に裏打ちされていたからこそ、向田の創作は説得力を持ちえたのである。(文中より)

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著者略歴
1980円(税込)
高橋行徳(たかはし ゆきのり)
1947年兵庫県生まれ。77年早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。日本女子大学名誉教授。 著書に『開いた形式としてのカフカ文学』(鳥影社)、『向田邦子「冬の運動会」を読む』(鳥影社)、『向田邦子、性を問う─「阿修羅のごとく」を読む』(いそっぷ社)、『それとは違う小津安二郎』(鳥影社)。 翻訳にフォルカー・クロッツ『閉じた戯曲開いた戯曲』共訳(早稲田大学出版部)。他に『タウリスのイフィゲーニエ』試論(日本ゲーテ協会会長賞)、溝口健二『祇園の姉妹』─男性社会に反逆する芸者(『アジア遊学』118号)、向田邦子『家族熱』ノート(『ユリイカ』2012年5月号)、『精選女性随筆集第11巻向田邦子』解説(文藝春秋)、ドラマ『あ・うん』の一考察(『向田邦子文学論』向田邦子研究会編新典社)など。
発刊日
2024年3月13日
ISBN
978-4-86782-078-0
東京六大学野球人国記   東京六大学野球人国記
激動の明治、大正、昭和を乗り越え1世紀

丸山清光

1世紀に及ぶ聖地・神宮球場を舞台とした人間ドラマ
6校の創成期からのメンバー表ほか膨大な記録も満載

「Number」「早稲田スポーツ」元編集長 斎藤禎氏 推薦
明大のエースだった丸山さんは、法大の“怪物”江川卓投手と1975年度の六大学野球リーグ戦のベストナインを争い、春季と秋季でタイトルを分け合った。コントロールのよい下手投げの記憶に残る名投手だった。昨今の丸山さんは、“記録蒐集の鬼”との評判を取る。足で稼いだエピソードもふんだんに書き綴った本書は、創設百年を迎える東京六大学野球の「エンサイクロペディア」と呼ぶにふさわしい。

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著者略歴
2420円(税込)
丸山清光(まるやま・きよみつ)
昭和28年、長野県生まれ。 昭和47年、上田高校卒業後、明治大学商学部入学、在学中は硬式野球部所属、島岡吉郎監督の下で東京六大学野球リーグ優勝3回、明治神宮野球大会優勝。卒業後は朝日新聞社販売局勤務を経て、関連企業社長を歴任。現在は合同会社北海道信州グッドラボ代表、松戸市在住。
著書
『なんとかせい!島岡御大の置き手紙』(文藝春秋企画出版部)
『増補版 なんとかせい!一事入魂 島岡御大の10の遺言』(鳥影社)
発刊日
2024年2月26日
ISBN
978-4-86782-065-0
さようなら大江健三郎こんにちは   さようなら大江健三郎こんにちは

司 修

宮澤賢治の『セロ弾きのゴーシュ』を長く引用したのは、私がこれから書こうとする長い文章について考えると浮かんで来る物語だからです。

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著者略歴
2420円(税込)
司 修(つかさ・おさむ)
1936年生まれ。画家、小説家。法政大学名誉教授。
中学卒業後、独学で絵を学び、絵画や版画をはじめ、絵本、書籍の装丁、挿絵など多岐にわたる作品を発表。また小説やエッセイ、脚本など文筆分野での活躍でも知られる。
1978年『はなのゆびわ』で小学館絵画賞受賞。 1993年 「犬」で 川端康成文学賞、 2006年 『ブロンズの地中海』で毎日芸術賞、2011年『本の魔法』で大佛次郎賞受賞。 2016年イーハトーブ賞受賞。
展覧会
1986 年『司修の世界』(池田20 世紀美術館)
2011年『司修のえものがたり──絵本原画の世界』(群馬県立近代美術館)
著書
絵本:『河原にできた中世の町』(文・網野善彦、岩波書店)
『まちんと』(文・松谷みよ子、偕成社)
『ぼくはひとりぼっちじゃない』(作・絵 司修、理論社)
小説:『幽霊さん』(ぷねうま舎)
『戦争と美術』(岩波新書)
『空白の絵本 ─語り部の少年たち─』(鳥影社) などがある。
発刊日
2024年3月3日
ISBN
978-4-86782-077-3
解禁随筆集   解禁随筆集

笙野頼子

発禁から解禁へ!?
2024年、一つの判決が出ると
このような本はもう出せなくなるかもしれない
今ならまだ書けるぎりぎりまでを書いた
私、私小説、身体、言論の自由、保守の本分、ジェンダー主義告発
ひとりの女人として正直に物を言い
キャンセルされた反米文学者のその後
女たちと保守の一点共闘、最前線報告

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著者略歴
2200円(税込)
笙野頼子(しょうの よりこ)
1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。
81年「極楽」で群像新人文学賞受賞。91年『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年『二百回忌』で三島由紀夫賞、同年「タイムスリップ・コンビナート」で芥川龍之介賞、2001年『幽界森娘異聞』で泉鏡花文学賞、04年『水晶内制度』でセンス・オブ・ジェンダー大賞、05年『金毘羅』で伊藤整文学賞、14年『未闘病記―膠原病、「混合性結合組織病」の』で野間文芸賞をそれぞれ受賞。
著書に『ひょうすべの国―植民人喰い条約』『さあ、文学で戦争を止めよう 猫キッチン荒神』『ウラミズモ奴隷選挙』『会いに行って 静流藤娘紀行』『猫沼』『笙野頼子発禁小説集』『女肉男食 ジェンダーの怖い話』など多数。11年から16年まで立教大学大学院特任教授。
発刊日
2024年2月9日
ISBN
978-4-86782-055-1
華やぎと哀しみと   華やぎと哀しみと

葉山弥世

この一冊には作者の現在がよく表れていて興味が尽きない。一途な恋に燃えた若き日の甘美な回想、七十五歳、初めて体験した入院生活から得た、自分を含めた様々な人間的発見、そして女学校の庭園に住みついた亀の物語。読者は語り手としての亀に驚くが、この亀こそは作者の思想の代弁者、もう一つの自画像に他ならないだろう。 (文芸評論家 勝又 浩)

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著者略歴
1650円(税込)
葉山 弥世(はやま みよ)
1941年 台湾花蓮市生まれ
1964年 広島大学文学部史学科卒業
1964年より2年間、福山暁の星女子高校勤務
1967年より広島女学院中・高等学校勤務
1985年 中国新聞主催「第17回新人登壇」入賞
1986年 北日本新聞主催「第20回北日本文学賞」選奨入賞
1996年 作品「遥かなるサザンクロス」が中央公論社主催、平成8年度女流新人賞の候補作となる。
2000年 広島女学院中・高等学校退職
「水流」同人(広島市)「広島文藝派」同人(広島県廿日市市)
日本文藝家協会会員

著 書:『赴任地の夏』(1991年)『愛するに時あり』(1994年)『追想のジュベル・ムーサ』(1997年)『風を捕える』(1999年)『春の嵐』(2001年)『幾たびの春』(2003年)『パープルカラーの夜明け』(2006年)『城塞の島にて』(2009年)『たそがれの虹』(2011年)『夢のあした』(2013年)『かりそめの日々』(2015年)〈以上、近代文藝社刊〉『花笑み』(2017年)『ストラスブールは霧の中』(2019 年)『タヒチからの手紙』(2021 年)『シャラの花咲く家』(2022年)『華やぎと哀しみと』(2024年)〈以上、鳥影社刊〉
発刊日
2023年1月31日
ISBN
978-4-86782-066-7
イーグル・クロー作戦 在イラン・アメリカ大使館人質事件の解決を目指した果敢な挑戦   イーグル・クロー作戦
在イラン・アメリカ大使館人質事件の解決を目指した果敢な挑戦

ジャスティン・ウィリアムソン 著
影本 賢治 訳

―拉致問題解決のために知るべき事実―
人質救出作戦によって示されたアメリカ人の決意と覚悟。
1979年、イラン革命の混乱の中、熱狂的な革命主義者たちがテヘランのアメリカ大使館を占拠して53人のアメリカ人を人質にした。交渉に行き詰まったカーター大統領は、創設されたばかりのデルタ・フォース(第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊)に大規模かつ複雑な救出作戦の実施を命じた。その作戦を成功させるには夜間に敵地内の砂漠でヘリコプターへの燃料補給を行い、脆弱かつ信頼性の低いヘリコプターで作戦部隊を空輸し、そして陸軍レインジャー連隊が飛行場を占拠しなければならなかった。これらの任務を遂行する特殊作戦部隊が新編されたが、そのパイロットや支援要員を十分に訓練する時間的余裕はなかった。
本書は、本作戦に関与した隊員たちからのインタビュー、秘密区分が解除された文書および詳細に再現された作戦計画に基づいて、新しく書き上げた歴史書である。その目的は、この強襲作戦の背景、計画、問題点などを詳しく説明し、デザート・ワンでの事故の教訓がアメリカ特殊作戦軍の創設に及ぼした影響を明らかにすることにある。

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著者略歴
2200円(税込)
ジャスティン・ウィリアムソン (Justin W. Williamson)
アメリカ合衆国の元外交官。イラク、メキシコ、スペイン、コンゴ民主共和国で勤務。テキサス工科大学およびテキサス大学エルパソ校で学位を取得。近年になって、アメリカ陸軍指揮幕僚大学を卒業し、軍事研究修士(Master of Military Arts and Sciences)を取得している。テキサス州在住。

影本賢治(かげもと・けんじ)
陸上自衛隊を退職後、ウェブサイト「AVIATION ASSETS(アビエーション・アセット)」を開設。アメリカ陸軍機関誌の翻訳などを行っている。北朝鮮拉致被害者の救出を目指す「予備役ブルーリボンの会」の会員。訳書に『ドリーム・マシーン―悪名高きV-22オスプレイの知られざる歴史』(鳥影社)がある。北海道在住。
発刊日
2024年2月15日
ISBN
978-4-86782-064-3
小説 山紫水明の庭 七代目 小川治兵衛 日本近代庭園の礎を築いた男の物語   小説 山紫水明の庭 七代目 小川治兵衛
日本近代庭園の礎を築いた男の物語

中尾實信

七代目小川治兵衛―屋号「植治」(1860-1933)
平安神宮神苑、無鄰菴、円山公園を手がけるなど、近代日本庭園を先駆し、自然の景観と躍動的な水の流れを組みこんだ作庭で名高い植治。いまにつづく、その時代と生涯を丹念に描く長編小説1700枚。

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著者略歴
4180円(税込)
中尾實信(なかお よしのぶ)
1940年福岡生まれ、医師。九州大学医学部卒。
京都大学医学部第一内科医員の後、アメリカにて研究生活。
神戸大学医学部第三内科助教授、藍野学院短期大学教授、近江温泉病院副院長・同顧問などを経て、現在は執筆に専念。
著書
『静かなる崩壊』(かまくら春秋社)
『花紬』『青春─遠い雪の夜の歌』『いのちの螺旋』『晩節の宝石箱』『小堀遠州』『小説 木戸孝允』上・下(以上鳥影社)
『小説 森鷗外 ヴェネチアの白い鳩』(新人物往来社)
編著
『内科診断学』(医学書院)
共著
『臨床内分泌学』『臨床代謝学」(朝倉書店)『新版日本血液学全書第8巻』(丸善)『免疫実験操作法』(南江堂)『図説老年病学』(同朋舎出版)等多数。
発刊日
2024年2月9日
ISBN
978-4-86782-075-9
まれねこ   まれねこ

寺村摩耶子

失われた足跡を求めて―。
90年代後半の東京。築20年の庭つき古アパート。
そこには内と外を行き来する猫たちがいた―。
町から猫が消えた時代に、かつて3匹の猫と暮らした日々がよみがえる。

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著者略歴
1980円(税込)
寺村摩耶子(てらむら・まやこ)
1965年大阪生まれ。作家。
絵本に関する著作に『絵本の子どもたち』(水声社)、『古い絵本の物語』『絵本をたべる』(青土社)。美術エッセイ集に『オブジェの店 瀧口修造とイノセンス』(青土社)など。絵本の翻訳に『どうぶつたちは しっている』(イーラ写真、マーガレット・ワイズ・ブラウン文、文遊社)。小説に『まれねこ』(鳥影社)。
発刊日
2024年1月28日
ISBN
978-4-86782-069-8
奄美染織史   奄美染織史

茂野幽考

幻の名著の復刻
奄美を中心とする、周辺諸民俗の古代染織文化史を展開。
その中から奄美に関連する資料を要約する。
『大島紬の研究』でも知られる著者の国際的にも貴重な研究として注目された成果が甦る。

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著者略歴
3080円(税込)
茂野 幽考(しげの ゆうこう)
明治二十九年(一八九六)、鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋生。本名茂野榮良。
先祖は代々津口横目(港の役人)として漂着船の検問に当たった。
明治四十五年(一九一二)、古仁屋高等小学校卒業後に上京。
大正二年(一九一三)、東京工科学校入学。大正十年に中南米の民族文化研究のために 渡米、同十二年三月二十日帰国、九月一日に関東大震災に遭い九死に一生を得て帰郷する。以後三年をかけて奄美の島々を廻って古俗や方言・俗信などを調べて、『奄美大島民族史』として完成させた。また、瀬戸内町出身のロシア文学者昇曙夢を介して柳田國男を知り、柳田國男の紹介で岡書院からこの本を出版した。
柳田國男は東京の砧村の書庫の新築落成祝に知名の学者三十人を招き、同書の出版記念を兼ねて赤飯を炊いて祝い、「君は生涯をかけて島の研究をしなさい」と激励してくれた。このとき、折口信夫・伊波普猷・金田一京助・中山太郎・早川孝太郎・宮本常一らが列席、特に沖縄出身の言語学者で民俗学者である伊波普猷とは親交を深めている。
昭和六年(一九三一)京都大学人類学清野教室の三宅宋悦と奄美大島北部の古墳人骨の調査、翌七年には大島全域の婦人の入墨の調査をして百四枚を採取。
昭和十年(一九三五)、上京して東京市役所社会局に奉職
昭和十八年(一九四三)、鹿児島市長の招きにより鹿児島市の郷土課次長。
昭和二十年(一九四五)、鹿児島県立図書館に奉職、戦後は奉仕課長として県下全域を駆け巡って民俗調査をも行った。
右は『日本民俗誌体系』からの転載であるが、行詰めで記してあるので分かり易いように書き替えてある。左は私が編んだ後年の略歴である。 昭和二十六年(一九五一)五十五歳、『日南切支丹史』をヴエリタス書院より出版。(上智大学ヨハネス・ラウレス師により外国に紹介された。)
昭和三十年(一九五五)五十九歳、「古典に生きる郷土・奄美大島」を雑誌『教育技術・中学国語』に掲載
昭和三十一年(一九五六)六十歳、定年退職。自宅を『奄美文化研究所』とする。「初期切支丹の布教と南蛮貿易」を雑誌『教育技術・社会科研究』に掲載
昭和三十三年(一九五八)六十三歳、文化映画『大島紬』の製作に協力
昭和三十五年(一九六〇)六十四歳、『奄美万葉恋歌秘抄』を昭森社から出版、宝文館の『切支丹風土記』の第一巻 九州編「薩摩の切支丹」を担当、「奄美萬葉について」を南日本新聞に連載
昭和三十五年(一九六〇)十一月三日 地方文化に貢献したとして、第十三回南日本文化賞(学術部門)を受賞
昭和三十六年(一九六一)六五歳、第十二回キリスト教史学会(近江八幡市で開催)、「薩摩の切支丹について」を発表
昭和四十二年(一九六七)七十一歳、メキシコ国立自治大学東洋研究所長であるクノート・ロータ氏の訪問を受ける。
昭和四十四年(一九六九)七十三歳、九州学院大学講師・歴史学担当、奄美の古代染織に付いて調査(前述)
昭和四十八年(一九七三)七七歳、『奄美染織史』(奄美文化研究所)
昭和五十一年(一九七六)八十歳、『南島今昔物語』(国書刊行会)。「染織と生活』」第十三号に、「奄美染織考―原始宗教ノロ神に発した奄美の染織文化について」を掲載。「日南切支丹史」を『南日本切支丹史』と改題して、国書刊行会より出版。
昭和五十三年(一九七八)八十二歳、『大島紬の染めと織り』(奄美文化研究所)
昭和五十四年(一九七九)八十三歳、戯曲『嶋の西郷と愛加那』(奄美文化研究所)
昭和六十二年(一九八七)九十一歳、七月二十日に老衰のため死去
発刊日
2024年1月16日
ISBN
978-4-86782-061-2
一三人の作家 藤村・草平・弥生子・らいてう・勇・和郎・捷平・葦平など   一三人の作家 藤村・草平・弥生子・らいてう・勇・和郎・捷平・葦平など

原武 哲

一三人の作家〈島崎藤村・森田草平・野上豊一郎・野上弥生子・平塚らいてう・吉井勇・広津和郎・木山捷平・火野葦平・野田宇太郎・牛島春子・嘉陽安男・帚木蓬生〉の生き様、故郷への思い、漱石との接点、野田宇太郎宛書簡、作品論、作家論、国際学会発表論文、対談等。
─文学研究の果てなき道を歩む著者の集大成

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著者略歴
3520円(税込)
原武 哲(はらたけ さとる)
1932年5月14日福岡県大牟田市生まれ。
九州大学文学部国語国文学科卒業。
福岡女学院短期大学国文科助教授、教授を経て、1994年1年間中国・吉林大学外国語学院日語系客員教授、福岡女学院大学人間関係学部教授。現在、福岡女学院大学名誉教授。
主な著書
『夏目漱石と菅虎雄―布衣禅情を楽しむ心友―』(教育出版センター、1983年12月)。『喪章を着けた千円札の漱石―伝記と考証―』(笠間書院、2003年10月)。『夏目漱石の中国紀行』(鳥影社、2020年10月)。『夏目漱石は子役チャップリンと出会ったか?-漱石研究蹣跚―』(鳥影社、2022年4月)。編著に『夏目漱石周辺人物事典』(笠間書院、2014年7月)。 『夏目漱石外伝―菅虎雄先生生誕百五十年記念文集―』(菅虎雄先生顕彰会、2014年10月19日)など。
発刊日
2024年1月1日
ISBN
978-4-86782-018-6
少女たちの〈居場所〉ー資本の他者としてー   少女たちの〈居場所〉ー資本の他者としてー

関谷 由美子

「大人に成るは嫌やなこと」(「たけくらべ」)
この声のゆくえを日本文学の中に探る。

少女について、この社会が擁する言葉は実に少ない。だから少女は、憂鬱の宝庫である。(「あとがき」より)

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著者略歴
3520円(税込)
関谷由美子(せきや ゆみこ)
東京生まれ 博士(文学)
1980年 東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程修了
2014年 学位取得(首都大学東京)
職歴 文教大学、大東文化大学、上智大学、共立女子大学、国士舘大学、成城大学短期大学部などで講師を務める。
現在 日本近代文学会、日本文学協会、社会文学会、島崎藤村学会会員
○著書
『漱石・藤村〈主人公の影〉』(愛育社 1998・5)
『〈磁場〉の漱石―時計はいつも狂っている―』(翰林書房2013・3)
○共著他 『大石修平 感情の歴史』(共編 有精堂1996・10)、『明治女性文学論』(共編 翰林書房2007・11)、『大正女性文学論』(共編 翰林書房2010・12)、『韓流サブカルチュアと女性』(共著 至文堂2006・7)、『井上ひさしの演劇』(共著 翰林書房2012・12)、『つかこうへいの世界 消された〈知〉』(2019・2)、『宝塚の21世紀―演出家とスターが描く舞台』(共著 社会評論社2020・4)など。
発刊日
2023年12月25日
ISBN
978-4-86782-043-8
万の言の葉の歌   万の言の葉の歌

下村 敏博

万葉集の世界に想いを馳せ、歌ってみよう!
天皇から庶民までの和歌を集めた日本人の心のふるさと「万葉集」。その和歌に楽曲をつけること早10年、著者のライフワークと言える全36曲の楽譜を掲載しました。現代に甦る、古代の息吹を味わう試み。独唱、合唱、合奏等のコンサートにもすぐ使えます。

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著者略歴
2200円(税込)
下村 敏博(しもむら としひろ)
昭和25年年 奈良県生まれ。一橋大学社会学部卒業。弁護士(奈良弁護士会所属)。「奈良まほろば法律事務所」の代表。
平成10年度奈良弁護士会会長、日弁連常務理事。奈良弁護士会業務対策委員会委員長、司法修習委員会委員長並びに綱紀委員会委員長などを歴任。
奈良県労働委員会公益委員(会長)
平成27年春の藍綬褒章(労働行政功績)、令和2年春の叙勲において、旭日小綬章のを受章する。
県や県内自治体の行政委員会委員、大学で法律学の講師を務めるとともに、各種団体からの依頼による講演も精力的に行っている。裁判所関係では民事・家事調停委員、鑑定委員を長らく務める。

【音楽関係】
大学時代から合唱を始め、混声合唱団(一橋大学・津田塾大学合唱団ユマニテ)でテノール兼学生指揮者を務める。男声アンサンブル・シュヴァリエを友人の税理士らと立ち上げる。
また、講話と音楽の集い「まほろばの風」代表として地域の文化活動にも携わる。
これまで数多くのソロ・ステージを重ね、オペラへの出演を行うなど音楽活動をライフワークのひとつとしている。ソロCD「星も光りぬ」「風のまほろば」をリリース、平成24年、27年にはテノールリサイタルを開催。
平成23年、万葉歌コンクールで、万葉歌「ひめゆり」が明日香村長賞を受賞し、現在は主に万葉集をテーマとした作曲に取り組んでいる。平成29年12月、自身の作曲した万葉集を歌うことを活動の柱とするアンサンブル・エテルノを結成し、県内外においてコンサートを行い好評を得ている。令和2年奈良県立大学学歌(作詞)の公募にて最優秀賞を受賞する。
発刊日
2023年12月1日
ISBN
978-4-86782-031-5
ヴィンランド   ヴィンランド

ジョージ・マッカイ・ブラウン 著
山田修 訳

コロンブスより500年も前にヴァイキングが訪れていた北米の地──ヴィンランド。
英国グレートブリテン島北東のオークニー諸島に生まれ、 ヴィンランドへの密航等、波乱に富んだ主人公の一代記。11世紀北欧の知られざる歴史物語。

北欧から北米へ海と陸をめぐる大冒険

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著者略歴
2750円(税込)
ジョージ・マッカイ・ブラウン
George Mackay Brown(1921-1996)
ブラウンは英国の北東に浮かぶオークニー諸島2番目の町ストラムネスに生まれ、生涯のほとんどをその地で過ごし、創作活動を続けた。詩、短篇、小説、エッセイなどそのジャンルは多岐にわたる。
若いころから喫煙や過度の飲酒による不摂生な生活を送り、あげく胸を患って入退院を繰り返し、ついに正業につくことはなかった。30歳直前に、同じオークニー出身のエドウィン・ミュアが学長をしている社会人対象のニューバトル・アビー・カレッジに入学し、ミュア夫妻から創作上の薫陶を受けた。40歳のときカトリックに改宗。エディンバラ大学へと進み、 G. M.ホプキンズについての修士論文を提出。
作品の主題の多くは、 9世紀から13世紀までオークニーを中心に続いたヴァイキング王国の聖マグヌスの生と死を初めとして、オークニーの歴史・風土にかかわる。アイルランドの詩人シェイマス・ヒーニーのことば「彼はすべてをオークニーの針の目を通すことによって変容させる」は、ブラウンの特質を端的に言い表している。

山田 修(やまだ おさむ)
早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学。スコットランドのダンディー大学にて在外研究(1988-89)、スコットランド文学、特にジョージ・マッカイ・ブラウンに関する資料を収集。現在、獨協大学名誉教授。
訳書に『ロバート・バーンズ詩集』(共訳、国文社、2002)、G. M. ブラウン『島に生まれ、島に歌う』(共訳、あるば書房、2003)、同『グリーンヴォー』(共訳、あるば書房、2005)、同『守る時』(あるば書房、2007)など。またH. D. Spear (ed.) George Mackay Brown- A Survey of His Work and a Full Bibliography (The Edwin Mellen Press, 2000)の書誌を担当。
発刊日
2023年12月25日
ISBN
978-4-86782-062-9
七つの愛の物語   七つの愛の物語

安田萱子

愛と死、そして罪
それらと向き合って
人はどう生きればいいのだろう
テクノロジーとAIの著しい進歩の世にあって
変わらぬ自然と人の優しさへの思いをこめて

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著者略歴
1650円(税込)
安田萱子(やすだ かやこ)
日本現代詩人会会員
詩集『イヤリング』『かるかや日記』他
評論集『読書の溺死』
発刊日
2023年12月8日
ISBN
978-4-86782-056-8
鷗外と『ファウスト』ー近代・時間・ニヒリズム   鷗外と『ファウスト』ー近代・時間・ニヒリズム

田中岩男

洋の東西で初期近代を生きた鷗外とゲーテ
近代的人間の典型とも呼ばれる「ファウスト」と、その多義性に最初に気付き翻訳した日本人、森鷗外――現代社会の問題に繋がる、長年の論考の集大成。

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著者略歴
3080円(税込)
田中岩男(たなか いわお)
1950年、北海道に生まれる。
1973年、弘前大学人文学部文学科(ドイツ文学専攻)卒業。
1975年、東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程(ドイツ文学専攻)修了。
同年、母校の弘前大学人文学部に助手として採用され、講師、助教授、教授を経て
2016年、定年により退職。 現在、弘前大学名誉教授。

著書・論文
『ゲーテと小説―「ヴィルヘルム・マイスターの修業時代」を読む』(郁文堂、1999年)、『エルンテ〈北〉のゲルマニスティク』(編著、郁文堂、1999年)。
『「ファウスト」研究序説』(鳥影社、2016年)、同書により第15回日本独文学会賞(日本語研究書部門)受賞。
論文「〈病める王子〉の快癒―『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』試論」(『ゲーテ年鑑』第31巻、1989年)により日本ゲーテ賞受賞。
発刊日
2023年12月13日
ISBN
978-4-86782-051-3
改訂新版 良き腹部ソノグラファーになるためのダイナミックガイダンス   改訂新版 良き腹部ソノグラファーになるためのダイナミックガイダンス

野田愛司

良き腹部ソノグラファー(“エコー人”)の更なる飛躍を目指す
初版では、単なる画像所見の解説、“点”のみではなく、病態から画像を読むという一連の流れ、“線”での躍動感に満ちた超音波検査法を解説した。
改訂新版では、初版での基本方針を踏襲しつつ、関連する種々の報告書の改定や診断機器の進歩などを踏まえて疾患の動向を深く理解し、画像を読むという斬新な内容になっている。
良きソノグラファー(術者)とは、「態度」、「知識」、「技能」を併せ持つ“エコー人”であり、ソノグラファーはプローブを握ったそのときから、超音波診断装置の“知的ソフト”の構成要素となる。本書は、一層の飛躍を目指す“エコー人”の“澪標(みおつくし)エコー帳”となる比類なき良書である。

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著者略歴
9680円(税込)
野田 愛司(のだ あいじ)
1941年 5月 岐阜県に生まれる
1966年 3月 名古屋大学医学部医学科卒業
1972年 3月 名古屋大学医学部助手(内科学第二講座)
1978年 10月 フランス留学(INSERM Unité 31〔マルセイユ〕)
1986年 1月 愛知医科大学医学部講師(内科学第三講座)
1991年 2月 愛知医科大学医学部助教授(内科学第三講座)
2001年 10月 愛知医科大学医学部教授(総合診療内科)
2004年 9月 愛知医科大学病院教授(総合診療科)
2007年 4月 愛知医科大学医学部 名誉教授
発刊日
2023年12月2日
ISBN
978-4-86782-060-5
ふたつの光   ふたつの光

永野秀夫

脳卒中で倒れた洋服仕立職人の父と、その父の喜びを一番の喜びとする息子との、十四年間にわたる濃やかな情愛に満ちた生活と死別の慟きとを、簡潔にして清楚な筆で描いた、表題作を含む心に沁みる二十九の連作短篇に併せ、市井の悲惨な一事件に取材し、生の哀しさを浮き上がらせた「夕雲」等、前著『冬晴』以後の作九篇を収める。著者文章修業二十五年の精華を示す作品集。

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著者略歴
1760円(税込)
永野秀夫(ながの ひでお)
昭和31(1956)年2月、 東京都豊島区に生まれる。
昭和53(1978)年3月、獨協大学経済学部卒業。
同年4月、学校法人学習院に事務職員として採用される。
平成29(2017)年3月、退職。
平成11(1999)年、「不昧公の小箱」が第29 回学習院輔仁会雑誌賞準入選作 として同誌に掲載され、以後創作を志す。
著 書『不昧公の小箱』(平成13年)
『ふたつの光』(平成16年)
『冬木立』(平成22年)〈以上、各私家版〉
『いわし雲』(平成29年)鳥影社
『冬晴』(令和4年)鳥影社
発刊日
2023年12月2日
ISBN
978-4-86782-058-2
食の心理学「食生心理」で作る 自分の心を操る食材とレシピ 和食編   食の心理学「食生心理」で作る
自分の心を操る食材とレシピ 和食編

坂口烈緒

日々の食事でストレスを軽減させ、より良い精神状態へと導く、
全世界注目の「食生心理」レシピブック 第2弾
現代日本人の悩みに〝食〟の観点からアプローチ!
「責任感が強すぎて、仕事にプレッシャーを感じる」「老後が不安」
「子どもの学びの質を上げたい」「恋愛や結婚に興味が持てない」等々…

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著者略歴
3300円(税込)
坂口烈緒(さかぐち・れお)
心理カウンセラー。
一般社団法人Janic BPM講師。
Noble Gate株式会社代表取締役。
PFP国際研究連盟 研究顧問。
発刊日
2023年11月20日
ISBN
978-4-86782-052-0

インゴとインディの物語I   インゴとインディの物語I

大矢 純子 作
佐藤 勝則 絵

だいじょうぶ! ボクたちはいつだっていっしょだよ。 あまえんぼうのマーニも、小学3年生になると、大人になるために乗りこえていかなければならない問題に直面しはじめますが、そのたびに、つまずいてしまいます。そんなマーニの前に姿をあらわしたのが黒板の妖精インゴとインディ……

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著者略歴
1650円(税込)
大矢純子(おおや じゅんこ)
1961年 東京都生まれ
マッコーリー大学大学院(オーストラリアNSW州)応用言語学修士課程終了
オーストラリアの州立小学校やシュタイナースクールなどで日本語教師を歴任
著書
『グランパと僕らの宝探し―ドゥリンビルの仲間たち』(第8回朝日学生新聞社児童文学賞受賞)
『ハロー、マイフレンズ』共に朝日学生新聞社刊

佐藤勝則(さとう かつのり)
1969年 宮城県生まれ。
イラストレーター。
主に出版、広告、絵本、カードゲーム、キャラクターデザインなどの仕事を手掛ける。
日本イラストレーター協会イラストレーター・オブ・ザ・イヤー2022最優秀広告イラスト賞受賞。
発刊日
2023年11月20日
ISBN
978-4-86782-059-9

舞台の上の殺人現場 「ミステリ×演劇」を見る   舞台の上の殺人現場 「ミステリ×演劇」を見る

麻田 実

ホームズ、クリスティから、現代社会の謎の深淵まで
〝ミステリ演劇〟の魅力のすべてがこの一冊にちりばめられている!
だます!だまされる!ナマで見るサスペンス劇ガイドブック

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著者略歴
1980円(税込)
麻田 実(あさだ みのる)
本名:川村尚敬
1936年生まれ。慶應義塾大学卒業。
59年からNHK、92年から制作会社カズモでテレビ番組を製作。現在役員プロデューサー。主な制作番組・テレビドラマ「ガラスのうさぎ」など銀河テレビ小説枠。「ジンジャーツリー」(BBC-NHK共同制作)「新宿鮫シリーズ」(NHK)「命のビザ」(CX)「朗読紀行シリーズ」(NHK BS)など多数。演劇番組では「芸術劇場」(ETV)「昭和演劇大全集」(NHKBS)など。情報系番組では「日時計」(NHKスペシャル)「日系人20世紀の自画像」(NHKBS)。映画、映像作品では「あいつ」(アルゴ)「赤いカラスと幽霊船」(横浜博)「サザンウインズ」(国際交流基金)など。ミステリでは、「幻影城賞」第二回佳作。
現在、「ハヤカワミステリマガジン」「季刊文科」で劇評連載中。
発刊日
2023年11月20日
ISBN
978-4-86782-046-9
季刊文科94   季刊文科94 令和5年 冬季号

特集・父の持ち物・母の持ち物
対談 宮田毬栄×中沢けい
名作六選
森茉莉「父の帽子」
三浦哲郎「おらんだ帽子」「拳銃」
平野啓一郎「family affair」
伊藤比呂美「鏡」
中沢けい「ブルーバード」
小特集・藤枝静男没後30年
名作再見「一家団欒」
笙野頼子 会いに来てくれた
青木鐵夫 いま藤枝静男
山本恵一郎 藤枝静男さんと小川国夫さんのこと
勝又 浩 見ることと潜ること ─藤枝静男
追悼・森内俊雄
富永正志 森内さんの背中
富岡幸一郎 森内俊雄の文学世界
連載 最終回
佐藤洋二郎 「私小説」を歩く 最終回(第二十八回) 森内俊雄
見えるものを通して、見えないものを見る
文科(エッセイ)
吉村萬壱 騙し合い
片島麦子 『未知生さん』─偏光フィルター越しの彼
二ノ宮一雄 檀一雄の俳句
創作(小説)
大道珠貴 くすぐり〈1〉(新連載)
松本 徹 金閣の建つ庭① 西園寺の創建から(新連載)
大鐘稔彦 医学と文学の間〈最終回〉—一アウトサイダーの生涯―
第5回全国同人雑誌会議inOsaka報告
西田宏明 熱く盛り上がった同人雑誌の集い
島田勢津子 今も流れ続ける、文学の地下水脈
同人雑誌季評
谷村順一 試みる
河中郁男 主人なき奴隷の弁証法
連載
清水節治 名作の舞台─記録と記憶⑬⑭ 宮澤賢治『雨ニモ負ケズ』『イギリス海岸』
柴野毅実 学界への窓 21 遺伝子と言語―分子生物学と人文諸学について─
伊藤氏貴 文藝季評44 「ツマラなさ」を乗り越えて
柴田 翔 遠き日々 映る影たち〈3〉
柴田 翔 大江健三郎氏・旧懐─記憶・追憶・幻想〈2〉
麻田 実 明日行灯〈4〉生きる。
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫〈11〉ラディゲに憑かれた十五歳(下) ─堀辰雄と小説「彩絵硝子」─
松本 徹 大倉山から 17 炎上へ向かって─『金閣寺』戦中・占領下の青春の総括

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1650円(税込)
発刊日
2023年11月15日
ISBN
978-4-86782-057-5

パワースポット富士山 神宿る山 河野満 富士山写真集   パワースポット富士山 神宿る山 河野満 富士山写真集

河野 満

雲、光、月、四季……
奇跡の一瞬を捉えた神秘の写真集
霊峰・富士からあふれ出る無限のパワーを目に見える形で見事に活写。
荘厳かつ雄大なその姿が、貴方に元気を与えてくれる。

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著者略歴
1980円(税込)
河野 満(こうの・みつる)
長野県諏訪市在住。
セイコーエプソン(株)に就職、新製品の開発・設計・商品化を担当。
デジタル一眼レフ普及のための講習会を県内各地で開催。
富士山の世界遺産登録を記念して2013年日本橋三越で開催された「富士山を描く名画展」の写真部門の巻頭の写真に採用され展示された。
富士河口湖町カレンダーに採用される。
河口湖美術館主催の「富士山写真大賞」展に入選数回。
日本写真家協会(JPS展)に入賞・入選多数。
隔月雑誌「風景写真」に入賞多数。
現在フォト倶楽部「フォト写遊」の講師。
諏訪市や周辺地域の小中学生のための「ものづくり教育」を発案、推進、実施。
「日本ものづくり大賞」の経済産業大臣賞受賞。
発刊日
2023年10月29日
ISBN
978-4-86782-050-6

エシカルな和菓子   エシカルな和菓子

弥生

均質・均一・大量生産・大量消費、あるいは瞬時のインパクトを重視した“ファスト和菓子”、
日本伝統のスローフード、本質的な“エシカルな和菓子”
いずれを選ぶかは個人の自由。

本質的な和菓子“エシカルな和菓子”とは?
“ファスト和菓子”の実態は?
一億総グルメを自称する日本に一石を投じ、その食文化を直視する。

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著者略歴
4400円(税込)
弥生(やよい)
文化伝道師。日本文化の啓発、食文化の研究、そして文化交流事業に取り組んでいる。
(主な著書)
『モロッコ美食』(東銀座出版社 2023年3月31日発行)
『モロッコ美食』のフランス語電子版『La gastronomie marocaine』(2023年5月8日発行)
発刊日
2023年11月3日
ISBN
978-4-86782-054-4

日本で一番「早く」「簡単に」「エンドレスで」業績を上げる人事制度   日本で一番「早く」「簡単に」「エンドレスで」業績を上げる人事制度

松本 順市

20年間で1373社の人事制度を構築指導したグループコンサルティング「成長塾」
100社100種類の完全オーダーメイドの人事制度

松順式人事制度(成長制度)とは
1 評価と賃金が完全に一致するので社員に説明できる
2 全ての社員が成長するので会社の業績が向上できる

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著者略歴
1980円(税込)
松本 順市(まつもと じゅんいち)
ダントツ日本一の指導実績を誇る、注目の人事コンサルタント。
大学3年生のとき、当時3店舗しかなかった街の鮮魚店「魚力」にアルバイトとして入社、社長の参謀役として社長室に勤務する。3年後に大卒1号の正社員となり、当時、残業が多く社員の定着率が悪かった同社の労働環境改善に取り組む。
いわゆる「5K(きつい・危険・汚い・休日が少ない・給料が安い)」といわれる鮮魚小売業界にて、生産性を上げながら、業界初のサービス残業ゼロ、完全週休2日制を実現。社員とともに構築した〈社員の成長を支援する人事制度〉が原動力となって、16年後には年商3億円から175億円へ、労働分配率67%から37%へと成長し、業界一の高収益企業となる。その後、東証二部(現在は東証プライム)に上場。
1993年、人事コンサルタントとして独立。株式会社ENTOENTO代表取締役。
現在、中堅・中小企業に正しい人事制度を広めるために全国を飛び回っている。過去20年間の支援実績数1374社(2023年8月31日現在)、構築成功率99.6%、導入各社の実績向上に貢献している。
1956年福島県生まれ。中央大学大学院中退。
主な著書に、『「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる』(幻冬舎)『上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)『成果主義人事制度をつくる』(鳥影社)『社員が成長し業績が向上する人事制度』(日本経営合理化協会出版局)『1300社が導入した日本型ジョブディスクリプション』(日経BP)ほか。
発刊日
2023年10月17日
ISBN
978-4-86782-049-0

新説・太陽は万物の創造主である 令和の弥勒菩薩が語る明るい未来と人類救済のための霊的進化論   新説・太陽は万物の創造主である
令和の弥勒菩薩が語る明るい未来と人類救済のための霊的進化論

片山 利信

悟りとは何か?
「すべての人類が霊魂によって意識の根源である太陽の認識場につながっており、共有しあってものを考えたり、話しあっている」
─これを知ることが悟りである。

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著者略歴
1650円(税込)
片山 利信(かたやま としのぶ)
1958年生まれ。幼少の頃、一家そろって岐阜県へ移住。1976年高等学校卒業後まもなくフリーターになる。以下職歴省略(詳しくは本文中の「告白文」を参照)。
2000年、太陽からの文献を入手し、太陽によって仕組まれた通り太陽のしもべとなり、辛苦の道を歩み、現在に至る。
発刊日
2023年10月17日
ISBN
978-4-86782-048-3

晩夏―それらの夏の日々 野村聡詩集   晩夏―それらの夏の日々 野村聡詩集

野村 聡

突然旅立ったきみに―
少年時と現在を経巡る魂の抒情詩

ぼくのきみへの追憶は流されない
けれど
自転車で並走していた日の風は
もうそこできみの生涯の対象ではないことを
ぼくは知らなかった
夜明けのアスファルトの道を行くとき
きみとの語らいは
いかにももっともらしい混乱を産んだ
そしてぼくはきみの横顔が
心地よい生涯の必然をなぞるだろうと予感した
( 「風の考察」より)

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著者略歴
3850円(税込)
野村聡(のむら・さとし)
1963(昭和38)年、山形県鶴岡市生まれ。
弘前大学大学院教育学研究科修士課程修了。
著書に『伊東静雄』(審美社,1996年6月)、『立原道造』(双文社出版,2006年2月)、「〈語り〉再生〈文字〉▷▷言葉の陰影―シンポジウム[太宰治]印象記」(共著、長野隆編,安藤宏・藤井貞和・東郷克美著『シンポジウム太宰治―その終戦を挟む思想の転位』双文社出版,1999年7月)、「吉野弘」(共著、飛高隆夫・野山嘉正編『展望 現代の詩歌』4詩IV,明治書院,2007年8月)、『長野隆著作集』(共編、山田兼士・阿毛久芳・小川惇・岩井康賴・長野和子と共編,I~III,和泉書院,2002年8月~10月,IIIに「解題」)他。
発刊日
2023年10月14日
ISBN
978-4-86782-042-1

独居老人どこが悪い   独居老人どこが悪い

T・フルスフェルト

一人だからできることがある。
晩年だから楽しめることがある。
野菜を作り、魚を獲り、パンを焼き、蕎麦を打つ。
そして、50ccカブで北海道へ。

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著者略歴
3850円(税込)
T・フルスフェルト
1950年東京生。早稲田大学大学院博士課程前期後期単位取得。
博士(文学) 九州大学大学院。
1985年 ドイツ語学文学振興会奨励賞受賞。
著書『殺人者の言葉から始まった文学ービューヒナー研究ー』(鳥影社 1998年 ドイツ語学文学振興会刊行助成により出版)。
発刊日
2023年10月12日
ISBN
978-4-86782-034-6

奇跡の女優 芦川いづみ   奇跡の女優 芦川いづみ

倉田 剛

いま、この国で小さな奇跡が起きている!一人の女優をめぐって……

引退から半世紀以上を経て、一人の女優が奇跡を起こしている。
昭和の名作を上映する映画館では彼女の出演作品の特集が繰り返し組まれ、その人気は当時のファンのみならず、当時を知らない若者にまで裾野を広げている。
本書は出演全映画作品を紹介し、彼女の魅力に迫るとともに、貴重な写真を多数収録した、ファン必見の一冊である。

『硝子のジョニー 野獣のように見えて』が、ほかの病者を演じた芦川の諸作に比して、神話的であるのも本作が原初の輝きに満ちているからだ。生まれ育った海にまた還っていくみふね=芦川を見るとき、悲劇的ラストシーンというより永遠の無垢な少女の休息の時を想う。(本文より)

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著者略歴
2970円(税込)
倉田剛(くらた・たけし)
映画評論家。1950年、三重県生まれ。
大阪の府立高校で国語を担当、2011年定年退職。
第七藝術劇場企画アドバイザー、関西=ヤマガタネットワーク代表、市川準研究会代表。
2021年より三重でジェンダーの視点からダイバーシティを映画で考える上映会や食の安全を考える上映会を企画。その他市民向けの映画講座を担当。
著書:
『曽根中生 過激にして愛嬌あり』(ワイズ出版、2013)、『ドキュメンタリーが激突する街 山形映画祭を味わう』(現代書館、2015)、『映画監督 市川準 追憶・少女・東京』(ワイズ出版、2018)。
編著:
『平野の思想 小津安二郎私論』(ワイズ出版、2010)。
発刊日
2023年10月6日
ISBN
978-4-86782-053-7

ドクトル大二郎 徒然なるままに   ドクトル大二郎 徒然なるままに

肥田大二郎

人間みんな一緒上も下も無い

人間皆一緒、中卒大卒皆同じ!
その大学、本当に必要?
90才100才まで生きちゃうんだから歳をとっても出来る仕事をしよう
生きていくために資格を身につけろ!
頭が良いも悪いもないやるかやらないか
医学部に入らなくても医者になれる制度を作ろう。弁護士のように!

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著者略歴
1540円(税込)
肥田 大二郎(ひだ だいじろう)医師
1949年(昭和24年)伊東市湯川に生まれる。
県立沼津東高等学校卒業、3年間浪人生活の後に
国立弘前大学医学部に入学。医学部卒業後、
弘前大学病院泌尿器科、聖隷浜松病院内科をへて、
1988年(昭和63年)に伊東市川奈に「ひだ内科・泌尿器科」を開院。
2005年(平成17年)に伊豆高原にふたつ目の診療所を開院し、
同時に「はぁとふる内科・泌尿器科」に改称し、現在に至る。
現在、理事長として後進の指導に当たると共に、あらゆる機会をとらえ、
若い人への啓蒙のために新聞で呼びかけたり、奨学金制度を設けて勉学を支援している。
著書『遅れてくる青年に捧げる』(平成24年)、『ドクトル大二郎三浪記』(鳥影社、平成30年)『ドクトル大二郎 感謝を込めてありがとう』(鳥影社、令和3年)
発刊日
2023年9月30日
ISBN
978-4-86782-044-5

語根主義による現代アラビア語辞典
【試し読みする】
  語根主義による現代アラビア語辞典

田中博一 著
河野 レゼック ボシュナク/シャーケル ボシュナク 校訂

アラビア語辞典本来の、語根から調べる辞典
アラビア語学習初心者のためにアルファベット順の「現代アラビア語辞典」を著した著者が、学習者のさらなる理解のため、現代語の語彙を中心に語根(ルーツ)毎に整理し、熟語、例文等で構成した、アラビア語学習者必携の書。

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著者略歴
12100円(税込)
田中博一(たなか ひろいち)
1950年 福岡県三井郡(現久留米市)生まれ
1968年 朝倉高校卒、九州大学農学部入学
農業工学科専攻後に林学科に転科
著 書:
『さあアラビア語を学びましょう』(愛知イスラム文化センター、1988年)
『改訂版 日本語アラビア語基本辞典』(鳥影社、1999年)
『現代日本語アラビア語辞典』(鳥影社、2015年)
『現代アラビア語辞典 アラビア語―日本語』(鳥影社、2017年)
『アラビア語文法 コーランを読む』(鳥影社、2022年)
他に、エジプトの作家ヤコブ・シャールゥニィの作品を中心に翻訳多数。
発刊日
2023年9月24日
ISBN
978-4-86782-035-3

ねこのまぁるいやくそく
【試し読みする】
  ねこのまぁるいやくそく

よこたひさし 作 ロコ・サトシ 絵

ここに来ることになってしまった猫たちと私たちの願いが詰まった絵本です。
福岡市保健医療局生活衛生部 動物愛護管理センター所長 吉柳善弘氏推薦

ねこの一生は飼い主さんで決まるよ
だから“ぎゅっ”とむすんで ほどかない
“まぁるいやくそく”をしよう

「いのちのありかた」シリーズ第二弾

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著者略歴
1980円(税込)
よこた ひさし
1974年生まれ 東京都在住
著書
2020年5月 『ねぇ、だれかおしえて』初版(愛育出版)
2020年12月 『ねぇ、だれかおしえて』改訂版(鳥影社)
2022年1月 『ねぇ、だれかおしえて』新装版(鳥影社)

ロコ・サトシ
愛媛県生まれ、東京都大田区育ち、横浜市在住。ペインター。
1970年代後半、桜木町東横線高架下で不思議なシルエットの壁画を描き始め、現在ではウォールペイントの創始者として知られる。’89年横浜博覧会で最大級のパビリオンをペイント。新本牧地区、みなとみらい21地区、横浜ポートサイド地区など、横浜のシティ・キャラクター を形成する重要な景観に作品を提供。’95年には市営バスのペイントが話題を呼んだ。民間からも数多くの壁画などの依頼を受け、’95年より彫刻の森美術館に作品を常設。渋谷同潤会アパートのイベント、表参道の大壁画を担当した。一方、’90年よりカリフォルニア州・サンディエゴ市に拠点を構え、その活動に対し、同市長より謝意宣言書が発布されている。 ボブ・マレー生誕50周年記念コンサートでは平和賞受賞。その年のアートオブザイヤー・ベスト10に選ばれた。
’99年、横浜市文化賞奨励賞・芸術部門賞受賞。作家活動と並行してさまざまなワークショップを行う。 特に、街と学校と家庭とのつながりを深めるため、父兄、教職者、自治体などと話し合いを重ね、美術を通して子供たちの生活や学校の環境の改革に力を入れている。
著書
『ばくはつマイティ』(2001年7月、ナナコーポレートコミュニケーション)
『マイティのWorld News』(2001年10月、ナナコーポレートコミュニケーション)
『たまごのマイティ』(2001年12月、ナナコーポレートコミュニケーション)
『マイティとお月さま』(2002年1月、ナナコーポレートコミュニケーション)
発刊日
2023年9月24日
ISBN
978-4-86782-045-2

自然物象名の語源 日本語は漢字からつくられている   自然物象名の語源 日本語は漢字からつくられている

江副水城

日本語の語源を漢字に求める画期的新説
私たちが日常暮らしている周囲に存在するさまざまの自然界の物象名についての語源を約100語掲載。
付録:体感語の語源・和数語の語源・暦日名の語源・暦月名の語源・季節名の語源・色彩名の語源・方角名の語源・古代語の語源等(約100語収録)

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著者略歴
2640円(税込)
江副 水城(えぞえ みずき)
1938年熊本県八代市生まれ。
東京大学法学部卒、上場企業(旭化成)に勤務後退職。
趣味は麻雀愛好、動植物観察、言語研究。
著 書:『魚名源』(2009年5月)『鳥名源』(2010年6月)『獣名源』(2012年10月)『蟲名源』(2014年2月) 発行所 株式会社パレード、発売所 株式会社星雲社
『草木名の語源』(2018年7月)株式会社鳥影社、『人体語源と新音義説』(2020年5月)株式会社鳥影社
発刊日
2023年9月18日
ISBN
978-4-86782-038-6
日本語文法の科学 ―定本『新文体作法』―   日本語文法の科学 ―定本『新文体作法』―

齋藤紘一

日本語文法を新たな視点から見直し、実践的に有効な形で理論的体系づけを図る
―その試みの全容がついにここに!

日本語を十分に理解し正しく活用するためには、英語の場合と同じように、文法の知識を持つことが必須です。
既刊『「新文体作法」序説』、『「新文体作法」本説』に続く決定版!

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著者略歴
1980円(税込)
齋藤 紘一(さいとう こういち)
1943年、群馬県生まれ。東京大学理学部化学科卒。通産省入省後、課長・審議官を務める。
1993年退官後、ISO(国際標準化機構)日本代表委員、独立行政法人理事長等をへて現在、翻訳家。
著 書
  『「新文体作法」序説―ゴーゴリ「肖像画」を例に―』(鳥影社、2018年)
  『「新文体作法」本説―日本語のルールを知る―』(鳥影社、2021年)
訳 書
 フョードル・ソログープ
  『小悪魔』(文芸社、2005年)
 ボリス・ワジモヴィチ・ソコロフ
  『スターリンと芸術家たち』(鳥影社、2007年)
 ワシーリー・グロスマン
  『人生と運命』(全3巻、みすず書房、2012年)日本翻訳文化賞受賞
   同書 新装版(全3巻、みすず書房、2022年)
  『万物は流転する』(みすず書房、2013年)
   同書 新装版(みすず書房、2022年)
  『システィーナの聖母』(後期作品集、みすず書房、2015年)
発刊日
2023年9月18日
ISBN
978-4-86782-039-1
倒木蘇生   倒木蘇生

大嶋岳夫

志賀直哉さいごの門弟であり、遠藤周作に鍛えられた作家渾身の短篇集
かつて遠藤周作編集長の「三田文學」が、一人の新人の小説を二作同時に載せたことがある。人と作品を選んだのはむろん編集長だが、学生の私は眩しい感じで作者の名前を見つめたものだ。そして二十数年後、その作家は自分を発見してくれた小説家への礼を果すかのように、ひとつの短篇を「三田文學」へ届けてきた。それが傑作「ブラッドフォードの王」である。(加藤宗哉〈作家、元「三田文學」編集長)

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著者略歴
1650円(税込)
大嶋岳夫(おおしま たけお)
1942年、北海道中富良野町の生まれ。
北海道大学理学部で雪氷学を修め上京し東京大学工学部で半導体の研究、公益法人で地方の雪対策の研究にあたりつつ小説を執筆。
上京後、志賀直哉氏に師事した。
その後、「三田文學」の編集長遠藤周作氏に指導を仰ぎ三十三歳までに「歯痛」「冬の六花」「線爆発装置の短い夢」などを発表。
五十六歳から執筆を再開し「我妹子」「鳩」「ブラッドフォードの王」などを「三田文學」に発表。
「線爆発装置の短い夢」で第10回文藝賞、「冬の六花」で第8回新潮新人賞、「戦げ罅割草」で第18回三田文學新人賞(戯曲部門)のそれぞれ最終候補。
「未明の丘」で第5回北海道文芸賞選考委員特別賞、「父よそして母よ」で第65回農民文学賞を受賞。
作品集に『未明の丘』(2020年、文芸社)がある。
発刊日
2023年9月18日
ISBN
978-4-86782-041-4
荒れ地に花を   荒れ地に花を

門倉 暁

人間の闇とバイオ技術は今まったく新しい恐怖を日常の中に産み出した! 貴方はもう一人では眠れない!
その花は 救済か… 禍か…

東京豊洲の高層マンションで見つかったミイラ化死体。
不可解な点がある……三日もしない間にミイラになったのだ。これに続き発見されていくミイラ化死体。その近くには決まって薄緑色の葉をした植物があった……。 バイオテクノロジーとその裏に潜む人間の闇を融合させた 近代的SF小説

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著者略歴
1540円(税込)
門倉 暁(かどくら さとる)
1955(昭和30)年、神奈川県生まれ。京都大学卒。工学博士。
受賞歴:新美南吉童話賞佳作(平成8年)。仏教童話銀賞(平成9年)。キリスト教童話賞佳作(平成10年)。浦安文学賞佳作(平成12年)。恐竜児童文学入選(平成17年)。
はやしたかし童話大賞優秀作(平成21年)。北区内田康夫ミステリー文学賞特別賞(平成23年)。千葉児童文学賞(平成23年)。北区内田康夫ミステリー文学賞特別賞(平成26年)。千葉文学賞(平成26年)他
著書: 『さくらとじんべえ─スペース・パワーの陰謀』(本の森、2005年)
『さくらとじんべえ〈2〉じんべえのダイエット大作戦』(本の森、2005年)
『さくらとじんべえ〈3〉怪盗ブルーアイズの秘密』(本の森、2006年)
『フトンの国─ねむいねむい病とつまんなーい病』(本の森、2006年)
『不思議クラブ』(本の森、2008年)
『真夏に降る雪』(鳥影社、2017年)
発刊日
2023年9月13日
ISBN
978-4-86782-033-9
あきつ流るる……神通明美 短編集   あきつ流るる……神通明美 短編集

神通明美

歩を止めて あきつ流るる 中にあり
大切な人を失ない、痛みに堪えて生きる主人公を描く表題作や、交通事故に遇い再起不能と思われた男が一人の女性の出現によって立ち直ってくる姿を描いた『蕎麦の花』など、折々の作句が強い彩りを添える、著者渾身の短編集。

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著者略歴
1650円(税込)
神通明美(じんづう あけみ)
1941年富山市に生まれる
1961年から2002 年まで裁判所に勤務
1999年「秋黴雨」でとやま文学賞を受賞
2008年「雪解靄」で銀華文学賞奨励賞を受賞
2011年「引渡し」で銀華文学賞奨励賞を受賞
2012年「蕎麦の華」で銀華文学賞優秀賞を受賞
2013年「赤い眼」で銀華文学賞優秀賞を受賞
2016年「有沢橋」で文芸思潮最優秀賞を受賞
短編小説集『雪解靄』(アジア文化社)、『有沢橋』(鳥影社)
『かいむ』『青嵐』(富山市)『讃岐文学』などの同人誌に作品を発表し、 現在、文芸誌『ペン』(富山市)同人
発刊日
2023年9月7日
ISBN
978-4-86782-030-8
季刊文科93   季刊文科93 令和5年 秋季号

特集・文学における土地の力
対談 藤沢周×佐藤洋二郎
南木佳士 浅間山を仰ぐ
佐高信 裏日本の反骨
富永正志 森内俊雄と眉山
又吉栄喜 小説と原風景
関根謙 文学の場としての大連―考察の序章
楊逸 「故郷」の幻
平田俊子 隠岐と福岡
一挙掲載
司修 小説・さようなら大江健三郎こんにちは
追悼・芹沢俊介
名取二三江 「ついていく父親」は芹沢俊介さんの本来の姿
勝又 浩 追懐・芹沢俊介
文科(エッセイ)
三木卓 かわるかわらぬ
田口ランディ 鍼
藤原智美 母島のキュウリ
神谷光信 ふたつのプレヴェール詩集 村松剛と小笠原豊樹
中澤英雄 カフカにおける祈りの形式としての執筆
創作(小説)
藤沢周 鎌倉幽世八景〈8〉化粧坂(最終回)
片島麦子 ニワさん
大鐘稔彦 医学と文学の間〈12〉 —一アウトサイダーの生涯―
同人雑誌季評
河中郁男 自由あるいは他者の後退
谷村順一 小説を書くということ
新連載
柴田翔 大江健三郎氏・旧懐─記憶・追憶・幻想〈1〉
連載
清水節治 名作の舞台─記録と記憶⑪⑫ 李白『早発白帝城』・杜甫『登岳陽楼』
柴田翔 遠き日々 映る影たち〈2〉
麻田実 明日行灯〈3〉雑踏のエヴァ
鈴木ふさ子 海の詩学─三島由紀夫〈10〉ラディゲに憑かれた十五歳(中) ─小説「公園前」と「雨季」・「鳥瞰図」を中心に─
近藤加津 学界への窓 20 雑誌『児童文学』と宮澤賢治―香気高い童話のルネッサンス─
中沢けい 中上健次と韓国 〈4〉 中上健次と李良枝
伊藤氏貴 文藝季評43 老若東西の女性たち
松本徹 大倉山から 16「健康」への綱渡り─『若人よ蘇れ』から『沈める龍』

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1650円(税込)
発刊日
2023年8月15日
ISBN
978-4-86782-040-7

オートバイ地球ひとり旅 シベリア横断・中央アジア編   オートバイ地球ひとり旅
シベリア横断・中央アジア編

松尾清晴

何歳からでも夢への挑戦はできると感じさせてくれる記録。さぁ、読んで旅に出よう。(阿部雅龍氏推薦)
待望のオールカラー化!

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著者略歴
1760円(税込)
松尾清晴(まつお・きよはる)
1943年(昭和18)10月15日佐賀県嬉野市生まれの地球人。
鹿島実業高校(定時制)卒業後、国鉄入社・肥前鹿島駅・東京駅・浦和車掌区・上野要員機動センターを経て退社。
56才よりオートバイで地球ひとり旅を始め19年間で140ヵ国、39万kmを走破。
発刊日
2023年7月17日
ISBN
978-4-86782-036-0
地面の感触   地面の感触

小田切信

髪に挿さず くまがしの葉も

私は彼らのようにはなれない。しかし、それでも……私はかび臭い枕に顔を押し付けながら、彼らに近づきたいと心から思った。(本文より)

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著者略歴
2420円(税込)
1963年、東京生まれ 日本人
著書に『屋上の帝王』
発刊日
2023年7月29日
ISBN
978-4-86782-020-9
華凛II 日記をひもとく心と旅の物語   華凛II 日記をひもとく心と旅の物語

高橋道子

「片隅で幸せに生きる」を貫いて
昭和36年に一途な恋を実らせて結婚してから約半世紀の間、子育て・仕事etc.に奮闘してきた日々を、その時代の出来事とともに振り返る。

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1650円(税込)
発刊日
2023年7月12日
ISBN
978-4-86782-037-7
中級アラビア語読本 —新聞の特集記事を読む—   中級アラビア語読本 —新聞の特集記事を読む—

宮本雅行

すぐに新聞や雑誌の記事に取り組みたい方へ
アラビア語の文法を一通り学んだ学習者が、次の段階として、ノンフィクションなどの少し硬い文章を読んでみようとする場合の実務者による効果的な手引書!

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著者略歴
5280円(税込)
宮本 雅行(みやもと・まさゆき)
1957年千葉県館山市生まれ。
1981年上智大学外国語学部ドイツ語学科卒業。同年外務省入省。シリアでのアラビア語研修の後、在外では、サウジアラビア、シリア、米国、イラク(サマーワ)、リビア、モーリタニア、ヨルダン、サウジアラビア(ジッダ)での勤務を経て、2021年よりバーレーン在勤。 著書に『分野別 アラビア語単語帖』(中東調査会)、『はじめてのアラビア語』(講談社現代新書)、『日本語・アラビア語 動詞用例辞典』(国際語学社)、『アディゲ語(西チェルケス語)文法入門』(私家版)が、論文に「ハッサーニーヤ語における仮定文の形式について」(『言語研究』)、「ハッサーニーヤ語詩の形式とその分類について」(『中東学会年報』)がある。
発刊日
2023年6月24日
ISBN
978-4-86782-026-1
あるひ、ぱぱがくまさんになった   あるひ、ぱぱがくまさんになった

くまの るびい 作・絵

“そこにいたのは、パパじゃなかった”
くまさんになった大好きなパパ。わたしのことも……たのしかったおもいでもわすれてしまったの?

交通事故で脳に大きなダメージを負ったパパは長い間眠っていた。
ようやく目覚めた時、その姿はまるでクマさんのようだった……。
娘の目線で絵本として描かれた、切なくて、あたたかい家族のお話。

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1980円(税込)
発刊日
2023年6月14日
ISBN
978-4-86782-017-9
ルイーゼ・リンザーの宗教問答 —カルトを超えて   ルイーゼ・リンザーの宗教問答 —カルトを超えて

ルイーゼ・リンザー 著
中澤英雄 訳

悩める若者たちとの問答を通じて、宗教の本質に迫る。
「カルト」の台頭がドイツ社会を揺るがしていた頃、『波紋』『ダライ・ラマ 平和を語る』等で知られる人気作家だった著者は若者たちに寄り添い、「愛」と「理性」の道しるべを示した。

「キリスト教、仏教等をはじめ、あらゆる宗教の根本にあるべきものは人類愛である」という観点から、カルトに惑わされないため「真贋を見分ける理性の目を養う」ことの重要性を示す。今あらためて必要な書。

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著者略歴
1980円(税込)
Luise Rinser (ルイーゼ・リンザー)
1911年にドイツ・バイエルン州で生まれ、2002年に没。カトリック信仰をバックボーンにした作家であるが、『ダライ・ラマ平和を語る』(人文書院)にも表われているように、仏教、グノーシス、神秘主義など他の宗教にも積極的に取り組んだ。環境保護運動にも参画し、一九八四年の大統領選挙では、「緑の党」から大統領候補に担ぎ出された。児童書『なしの木の精スカーレル』(福武書店)には環境派としての面目がうかがえる。彼女の作品は世界二十数ヶ国で翻訳・出版され、ドイツ国内だけでなく、海外でも多くの文学賞を受賞している。 その他の邦訳書:『人生の半ば』(三修社)、『美徳の遍歴』(朝日出版社)、『噴水のひみつ』(佑学社)、『傷ついた龍』(未来社)、『波紋』(岩波書店)など。
発刊日
2023年6月18日
ISBN
978-4-86782-011-7
グリム・ドイツ伝説選 暮らしのなかの神々と妖異、王侯貴顕異聞   グリム・ドイツ伝説選
暮らしのなかの神々と妖異、王侯貴顕異聞

鍛治哲郎 選訳

童話集と並ぶグリム『ドイツ伝説集』の中から、神や妖異、王や国々にまつわる興味深く親しみやすい、これだけは読んでほしい話を選ぶ。

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選訳者略歴
1980円(税込)
鍛治 哲郎(かじ・てつろう)
1950年大阪府生れ。
神戸大学教養部、東京大学教養学部・総合文化研究科、鎌倉女子大学教育学部に勤務。東京大学名誉教授。
専門はドイツ近代文学。著訳書に『ツェラーン 言葉の身ぶりと記憶』、『グリム ドイツ伝説集』など。
発刊日
2023年6月8日
ISBN
978-4-86782-022-3
異邦人の孤独を生きて —ある邦人女性のウィーン回想   異邦人の孤独を生きて —ある邦人女性のウィーン回想

戸口英夫

「孤独でありながら愛しあうこと」
「死を想え(メメント・モリ)」の感情が根づく街ウィーンで、厳しい西洋式個人主義の洗礼を受けながら自立を求め、人を愛し、根無し草を越えてゆこうとする、ある邦人女性の物語。

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著者略歴
1650円(税込)
戸口 英夫(とぐち ひでお)
1946年群馬県に生まれる。東京都立大学人文科学研究科修士課程修了。
中央大学名誉教授。専門はドイツ文学、ウィーン文化論。作家。
訳書として、アントン・リーダー『ウィーンの森—自然・文化・歴史—』、ピーター・ミルワード『大学の世界』(以上南窓社)、H・シッペルゲス『ビンゲンのヒルデガルト—中世女性神秘家の生涯と思想』(教文館・共訳)など。
発刊日
2023年6月8日
ISBN
978-4-86782-023-0
季刊文科92   季刊文科92 令和5年 夏季号

特集・宗教×文学
対談 岸間卓蔵×富岡幸一郎
玄侑宗久 宗教って何?
山折哲雄 自前の言葉(文学)、日本の心(宗教)
松本佐保 アイルランド文学 カトリック信仰とケルト文化の一体化
河中郁男 メビウスの帯 ─梶井基次郎『檸檬』と『闇の絵巻』の間
名作再見
椎名麟三 骸 骨
武田泰淳 美貌の信徒
二篇の再録に対して 富岡幸一郎

追悼・大江健三郎
悲しみもよく語る道化 司修
我が生還の記
一寸先は 佐川光晴
文科(エッセイ)
有元伸子 『岡田(永代)美知代著作集』のこと
以倉紘平 夜学生
相良敦子 「未来」私考
創作(小説)
藤沢周「鎌倉幽世八景〈7〉 腹切やぐら」
大鐘稔彦「医学と文学の間〈11〉—一アウトサイダーの生涯―」
松本徹「乱雲の月―後光厳天皇の時代 続々南北朝は成立しなかつた」
新連載
柴田翔「遠き日々 映る影たち〈1〉」
同人雑誌季評
谷村順一「他者を思う」
河中郁男「リアルとファンタジー」
連載
清水節治「名作の舞台─記録と記憶⑨宮本輝『螢川』・⑩野坂昭如『火垂るの墓』」
麻田実「明日行灯〈2〉 櫻姫」
鈴木ふさ子「海の詩学─三島由紀夫 9 ラディゲに憑かれた十五歳 ─詩「岬のわかれ」・小説「心のかゞやき」を中心に─」
大野雅子 「石坂洋次郎『陽のあたる坂道』 ―洋食と和食の対比構造と「おふくろの味」へ至る道」
伊藤氏貴「文藝季評 42 リアリズムとリーダビリティ」
佐藤洋二郎「「私小説」を歩く 第二十七回 島崎藤村 苦悩は精神の支柱。」
松本徹「大倉山から 15 近代能楽集から「潮騒」まで」
勝又浩「道元─「正法眼蔵」の宇宙と人間(六) 行持、有時、仏性─恒久普遍なるもの(一)」

この本の詳細、目次

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1650円(税込)
発刊日
2023年5月15日
ISBN
978-4-86782-028-5
食の心理学「食生心理」で作る 心理を読み解く食材とレシピ エスニック料理編   食の心理学「食生心理」で作る
心理を読み解く食材とレシピ エスニック料理編

坂口烈緒

「特定の食べ物を無性に食べたくなる、または欲さない、その理由は?」
まったく新しい食の役割に世界が注目!
・食べ物の好き嫌いから、相手のモチベーションを上げる言葉がわかる
・試験やプレゼンの前などに選ぶべき料理がわかる
・ストレス別に対応する食材がわかる

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著者略歴
3300円(税込)
坂口烈緒(さかぐち・れお)
心理カウンセラー。
一般社団法人Janic BPM講師。
Noble Gate株式会社代表取締役。
PFP国際研究連盟 研究顧問。
発刊日
2023年5月21日
ISBN
978-4-86782-024-7
貞子と慎一と昭和十七年の春のこと   貞子と慎一と昭和十七年の春のこと

櫻本富雄

理由などない。大好きなんだ。本当のことなのに、秘密だ。
─わたしの秘めた思いはいけないことだろうか。
これは物語(フィクション)である。だが、かつてどれほどの若い男女が愛を求めそして秘めたまま……青春の只中に消えていったのだろうか。
戦時を生きた筆者の綴る、十代の短い初恋物語。

巻末資料「国民抗戦必携」収録!

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著者略歴
1540円(税込)
櫻本富雄(さくらもと とみお)
長野県小諸町与良(現小諸市)出身。元かつしか幼稚園理事長、東京学芸大学講師。
戦時期日本文化史、メディア論。
近著『夏が来ても折られた向日葵は』(鳥影社)
発刊日
2023年5月10日
ISBN
978-4-86782-027-8
松本平の御柱祭   松本平の御柱祭

太田真理

変化するふるさとの祭りを精緻に記録する。
御柱祭は諏訪大社だけでなく各地で行う。
松本平の事例を丹念にまとめた好著を推薦する。
(長野県立歴史館特別館長・信州大学名誉教授 笹本正治)

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著者略歴
1980円(税込)
太田真理(旧姓 細野)
1961年諏訪市に生まれ松本市で育つ
京都女子大学文学部卒業
信州大学大学院修士課程修了
フェリス女学院大学大学院博士後期課程単位取得満期退学
博士(文学)
現在:清泉女子大学、東京未来大学非常勤講師 専門:日本上代文学(万葉集)、民俗学
主な論文:
「フィールドから読む『万葉集』」(上野誠・大浦誠士・村田右富実編『万葉をヨム―方法論の今とこれから』笠間書院 2019)
「近現代文学のなかの万葉集」「【コラム】ポップカルチャーと万葉集」(上野誠・鉄野昌弘・村田右富実編『万葉集の基礎知識』角川選書650 2021/4)
「『万葉集』七夕歌の所伝と応用―信州松本の七夕短冊書付歌をめぐって―」(『美夫君志』第104号 2022)
「松本市山辺のお船祭り―二輪のオフネの意味と位置づけ―」)『長野県民俗の会会報』44号 2021)
発刊日
2023年5月10日
ISBN
978-4-86782-029-2
ケガレの起源と銅鐸 射日・招日神話で解く日本文化   ケガレの起源と銅鐸
射日・招日神話で解く日本文化

木村成生

古代史最大の謎とされる銅鐸、日本精神文化の底流を貫くケガレ観。両者を結びつけるのは岩戸神話、その源としての射日・招日神話であった。列島の歴史に深く浸透する神話を紐解くことで、餅やカラスの民俗、大嘗祭などの謎も明らかに。 独自の研究に基づく画期的新説により、日本文化史の新たな時代が拓かれる。

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著者略歴
4950円(税込)
木村 成生(きむら・しげお)
1953年1月生まれ。
民俗研究家。元・古書店店主。『散歩の手帖』編集発行人。
古書店を営むかたわら、長年にわたり歴史・民俗について独自に研究。
2000年より個人誌『散歩の手帖』を発行。野鳥観察の記録・随筆から始まったが、24号より「銅鐸」「烏勧請」などに関する研究成果を発表した。個人誌は30号で休刊となったが、その後も民俗に関する研究を続けている。
発刊日
2023年5月10日
ISBN
978-4-86782-025-4
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