
 
		   価格
		   3080円(税込) 
           ページ数
           420ページ 
				発行日
				2014年1月17日 
				ISBN
				978-4-86265-436-6 
                書評
図書新聞で紹介 
                
 
		   
       
     
   
    
	         
	           中世ラテン語動物叙事詩 イセングリムス —狼と狐の物語—
		       丑田弘忍
		  
          - 封建制とキリスト教の桎梏のもとで生きた中世ヨーロッパの人々の様子を活写し、中でも聖職者をはじめ当時の支配階級を鋭く諷刺した動物叙事詩の傑作。待望の完訳!
                   
          - 本邦初訳
 
          - 擬人化された主人公イセングリムスは、貪欲で獰猛、市井にあっては実力も無いのに虚勢を張り、漁師、測量士、貴族、医師、修道士、司教、修道院長、巡礼客、樵と自称するが、ことごとく失敗し、相手の策に敗れ酷い目にあう。(中略)一方、イセングリムスの不倶戴天の敵レイナルドゥスは、狡猾で、口達者で弁解上手、策略に長け、人を騙すことになれていて、まさしく世渡りがうまく、あらゆるピンチに陥ってもなんとか悪知恵を働かせて切り抜ける。(「解説」より)
 
			   
			 
         
		 目次
		   - 
           イセングリムス
	第一巻
		燻製肉の分配
		魚取り
	第二巻
		魚取り(続き)
		イセングリムスの土地測量
	第三巻
		宮廷会議
	第四巻
		動物たちの巡礼
		狐と雄鶏
	第五巻
		狐と雄鶏(続き)
		修道院のイセングリムス
		イセングリムスと去勢馬
	第六巻
		イセングリムスとヨセフ
		獲物の分配
		イセングリムスの誓い
	第七巻
		イセングリムスの死
イセングリムス短編 
囚人の脱出 
『イセングリムス』『イセングリムス短編』に登場する動物名
『イセングリムス』関連地図
解 説
あとがき
            
          
         
            著者略歴
            
               - 
               丑田 弘忍(うしだ こうにん)
          1943年生まれ
          現在 中京大学国際教養学部准教授
          ドイツ語史専攻、博士(学術)
          著書・訳書
          『中世ラテン語叙事詩 ヴァルターの歌』(朝日出版社)
          『ドイツ語語彙の史的研究』(同学社)
          『フランク人の事蹟』(鳥影社)