| 赤彦とアララギ
 ─中原静子と太田喜志子をめぐって
福田はるか著公明新聞 平成27年(2015年)7月5日
 【文 化】不二子、静子、喜志子に寄り添い 新資料をもとに20年の連載を終え
 「斎藤茂吉とともに、アララギ派の国民的歌人と称せられた島木赤彦の50年ほどの生涯は、挫折と転生のくりかえしであった。第一級の歌人になるべく苦しんだ四十代前半までの日々と、四十五歳をすぎて鍛錬道と寂寥の澄み切った境地に到達した晩年の五年間がある。……これまで赤彦研究は数多く発表されてきたが、平成十年に塩尻短歌館に収められた赤彦の恋人中原静子が所持していた史料によって、当時の赤彦、静子、喜志子に関する情報が新たな展開を見ることになった。……」
 作家・福田はるか
 
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