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価格
1650円(税込)
ページ数
336ページ
発行日
2021年7月31日
ISBN
978-4-86265-911-8

季刊文科85
目次
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特集・さまざまな8月15日
あの日、あの戦争をどう捉えたのか
富岡幸一郎 八月十五日と九月二日
平山周吉 藤田嗣治の八月十五日
竹田志保 吉屋信子の八月十五日
佐藤秀明 ドナルド・キーンの戦中戦後―見なかった「日本人」―
細谷 博 小林秀雄「三つの放送」と北原武夫宛書簡
勝又 浩 最後の行き違い―井伏鱒二と太宰治
松本 徹 そして、始まった 三島由紀夫と蓮田善明
窪島誠一郎 わが生母の「八月十五日」
千田佳代 私の八月十五日
中沢けい アジア・太平洋の八月十五日
名作再見
三浦哲郎 十五歳の周辺
神吉拓郎 ブラックバス
創作
くたかけ〈11〉 小池昌代
結交姉妹〈9〉 村上政彦
医学と文学の間〈4〉 —一アウトサイダーの生涯― 大鐘稔彦
乱雲の月―後光厳天皇の時代〈3〉 花の下から 松本 徹
悲しけれど 各務麗至
夢うつつ 岩下壽之
剃刀とアセビ 桂城和子
谷 久 寺本親平
うちの枇杷がなったから 田中芳子
わたしたちの、ピースオブナノ 丸黄うりほ
文科(エッセイ)
僥倖と忘却と 関根 謙
北大の懐かしい先生たち 佐川光晴
二つの海─三島由紀夫と高橋たか子 山内由紀人
傷つきやすさについて 鳥羽和久
『テオリア高橋英夫著作集』全八巻刊行によせて 高橋真名子
同人雑誌季評
到来しない出来事/存在の確認 河中郁男
喪失を埋めるもの 谷村順一
同人雑誌および本誌会員から
マンボウと谷崎潤一郎 永田祐司
ぬるぬるした声 小笠原小夜子
「ひま」と「ひも」 白石美津乃
冬の公園 高橋健二先生との出会い 木下径子
『雪国』と能 髙田欣一
追悼文にかえて 森美樹子
連載
海の詩学─三島由紀夫 2『小ざくら』時代の詩歌と唱歌・童謡 鈴木ふさ子
〈文学忌・今昔〉11 幻化忌 清水節治
学界への窓 12 中原中也 青春の孤独と、自負の詩 市原礼子
私の朝鮮半島地図(7)はじめてのソウル ─光州事件と文大統領の世代─ 柴田 翔
「ことば」と「からだ」 25 はたらく〈7〉 芹沢俊介
文藝季評 35 場所と記憶 伊藤氏貴
「私小説」を歩く 第二十回 高井有一
死ぬ者は死に、生きる者は生きる 佐藤洋二郎
砦(コラム)
松本 徹
勝又 浩
編集委員
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伊藤氏貴
文芸評論家。明治大学文学部教授。昭和四十三年千葉県生。
著書『美の日本』『同性愛文学の系譜』など。
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勝又浩
文芸評論家。昭和十三年横浜市生。
著書『山椒魚の忍耐─井伏鱒二の文学』『私小説千年史』など。
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佐藤洋二郎
小説家。昭和二十四年福岡県生。
著書『妻籠め』『未練』『佐藤洋二郎小説選集1・2』『Y字橋』など。
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津村節子
小説家。昭和3年福井県生。学習院女子短大卒。日本藝術院会員。
著書『玩具』(芥川賞受賞作)『智恵子飛ぶ』(芸術選奨文部大臣賞)『紅色のあじさい』ほか。
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富岡幸一郎
文芸評論家。関東学院大学教授。昭和三十二年東京生。著書『戦後文学のアルケオロジー』『内村鑑三』ほか。
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中沢けい
作家。法政大学教授。昭和三十四年神奈川生。著書『女ともだち』『楽隊のうさぎ』ほか。
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松本徹
作家・文芸評論家。昭和八年札幌市生。
著書『西行 わが心の行方』『三島由紀夫の時代─芸術家11人との交錯』など。

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