
価格
2970円(税込)
ページ数
316ページ
発行日
2026年4月3日
ISBN
978-4-86782-219-7
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祝祭と絵本
寺村摩耶子
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生と死、ここと彼方、鬼と神々と精霊と動物と子どもたち。
生まれ清まり、くりかえしやってくる祝祭とは何か。
いくつもの夜をめぐる物語の記録と記憶=フィールドノート。
「祝祭と絵本。両者に共通する〈遊びの精神〉こそは本書が追い求めるものだったかもしれない」(「あとがき」より)。
◎著者による貴重な写真多数!
目次
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はじめに
Ⅰ 祝祭と絵本
Ⅱ 祝祭と子ども
春の鬼
よあけの晩に―わらべうたの世界
つみあげうたの絵本
片山健の油彩画展「濃密な記憶と懐かしい匂い」を見る
「はっぴぃさん」を待ちながら 荒井良二の〈日常journey〉
ミロコマチコの動物たち
絵本のウポポイ スズキコージ『ヤッホー ホイホー』
Ⅲ 神々の遊ぶ庭
木から出た熊 藤戸竹喜
木の精霊と湖の時間 三人の瀧口さん
砂澤ビッキの木彫と出会う
不可視の世界 沙流川のほとりで
黒曜石の夢
Ⅳ 夜に生まれる
大いなる遊び ロジェ・カイヨワ『石が書く』
さかさまの世界
子どもは小さな原始人 岡本太郎と日本の絵本
火の神様 nakaban『ダーラナの ひ』
『鹿踊りのはじまり』 宮沢賢治・作 ミロコマチコ・絵
七人が世界を救う 『七人のシメオン』大畑いくの・絵
リリックの人 『惑星』片山令子
結晶を夢みるアンモナイトのように
未来へのノスタルジー アキ・カウリスマキ監督『枯れ葉』
センス・オブ・ワンダー ニブロールの舞台
はるかなる視線 山田せつ子のダンス
夜に生まれる 詩の国イランの絵本
本書に登場する主な祭
奥三河の花祭 / 石垣島の「アンガマー」
石垣島の「赤マタ・黒マタ」 / 男鹿の「ナマハゲ」
奈良・長谷寺の「だだおし」 / 春日若宮おん祭 / 諏訪の「御柱祭」
島根県・美保関の「諸手船神事」 / 美保関の「青柴垣神事」
鹿踊り / イランの「シャベ・ヤルダー」
あとがき 絵本から祝祭へ
著者略歴
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寺村摩耶子 Mayako Teramura
大阪生まれ。著書に『古い絵本の物語』『オブジェの店 瀧口修造とイノセンス』(青土社)、『まれねこ』(鳥影社)、『絵本の子どもたち』(水声社)、『絵本をたべる』(青土社)など。
2012年より祭をめぐるフィールドワークに参加。
『聖民俗学 Ⅰ』(安藤礼二・谷川晃一・寺村摩耶子、2013年)発行。