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神の生まれ変わり? サイババの魅力とは

神の生まれ変わり? サイババの魅力とは

90年代にメディアに多く取り上げられ、一度はその名を聞いたことがあるであろう「サイババ」。

サイババはインド国内の多くの人に聖者として認められている指導者で、数々の奇跡を起こした人物としても知られています。

サイババの「人を引きつける魅力」とは一体何なのでしょうか? ここでご紹介致します。

サイババの誕生

サイババは本名をサティヤ・ナーラーヤナ・ラージュといい、1926 年11月23日に南インドにあるプッタパルティという村に生まれました。
サティヤは幼少の頃から優れた霊感を持っており、村の間では「グル(導師)」や「ブラフマグニャーニ(神を知るもの)」と呼ばれていたそうです。

そして14歳になると「自分はシルディ・サイ・ババの生まれ変わりで、神の化身である」と宣言しました。
サイ・ババとは「聖なる父」を意味し、その「サティヤ・サイババ」の名は世界各地に広まっていきました。
信奉者が数百万にまで膨らむと、サティヤの講話をつづった本が何カ国語にも翻訳され、「サティヤ・サイババ」の存在はさらに世界中に知られるようになったのです。

サイババの起こした奇跡を起こす?

サティヤが「サティヤ・サイババ」と名乗り説法するようになると、「手から出たビブーティ(神聖灰)が不治の病を治した」などの奇跡がインド国内の各地に知られるようになりました。
1960年代になると、サティヤの起こした奇跡は世界各地に伝わったのです。

そして、世界各地から集まった人の前で、「手の上にある銅の指輪を金の指輪に変える」「手からペンダントを出現させる」などの物質化現象を起こして見せたのです。

また、サティヤの起こした奇跡は物質化現象だけでなく、「話しただけで今まで変化のなかった病状が回復した」など、多岐に渡りました。

サティヤ・サイババの社会貢献・偉業

2000年以降、サティヤは無料の学校や病院を建てたり、水道設備を整えるなど積極的に社会奉仕活動を行いました。
インド大統領のアブドゥル・カラムや、インド首相のマンモハン・シンなどがサティヤを表敬訪問したことからも、高い評価を受けていたことがわかります。

また、サティヤの「人間的価値」を尊重する教育法も評価され、カナダの一部ではサティヤの教育法を推奨しています。 2007年には、「サティヤ」と名のついた学校がインド国内外合わせて129校に及び、また2010年にはインドの村々に教育プログラムを無料配布するプロジェクトが始動しました。

サティヤ・サイババの魅力とは?

サティヤは死後に国葬が行われたことから、インドにおいていかに重要で、象徴的な人物だったかが分かります。
サティヤ・サイババの魅力は、「全ての人を愛し、全ての人に奉仕せよ」というシンプルな教えや、「神秘的な力をもった指導者であった」というところにあるのかもしれません。

このように数々の奇跡を起こし、社会に貢献したサティヤ・サイババは非常に興味のそそられる人物だと言えます。
もっと深く知りたいと思った方にはこの本を手に取ってみてはいかがでしょうか?
理性の衝撃
『理性の衝撃』(現在絶版)ビジェイ 弘詩(著)
www.choeisha.com/pub/books/54953.html

サティヤは自分の死の8年後に「プレマ・サイババ」として生まれ変わると予言しています。
神の生まれ変わりであるサイババはまた表れるのでしょうか?
サティヤ・サイババから直接指導を受けた著者の本を手に取ってサティヤ・サイババについて知識を深めて見てはいかがでしょうか?