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原稿の完成には推敲が必須!

原稿の完成には推敲が必須!


原稿を最後まで書き終えたら、欠かせないのが推敲です。
一度原稿を書き上げたら、どのように推敲を行っていますか?

推敲するときに気をつけたいポイントをご紹介します。



推敲に必要な読書力

推敲に必要な読書力


推敲するうえでカギを握っているのが、読書歴です。
今までどのような本を読んできたかが、ここで明確に表れます。

原稿を作る際に大切になるのは創造力ですが、推敲する際に必要になるのが読書力です。

どのような文章が読みやすいかを自分が把握していないと、読者目線に立った推敲ができません。


このことからも、日ごろから読書する習慣をつけるようにしましょう。
それにより、どのような文章に直せばよいかも自然と分かるようになりますよ。

数日置いてからの推敲を

原稿が完成した直後に推敲するのではなく、数日間原稿を寝かせてから推敲するようにしましょう。
そうすることで、頭の中がリセットされて客観的な視点で原稿を見ることができます。

また一度で原稿の全てを推敲しようとすると、注意力や集中力が散漫になってしまうため、何回かに分けることをオススメします。

さらに、推敲で修正した文章自体が間違っている場合もあるので、一度原稿を推敲し終わっても再び見直すようにしましょう。
推敲の目安は3回以上と心得ておいてくださいね。

句読点の打ち方や誤字脱字をチェック

句読点や誤字脱字のチェック内容の整合性、は別々に行うことをオススメします。
別々にチェックすることで、推敲ミスを防げますし集中しやすくなるでしょう。

句読点などの修正をあまり重要視していない方もいらっしゃるかもしれませんが、文章のテンポ作りにおいては重要なポイントです。

試しにご自身の原稿で句点を読点に、読点を句点してみて下さい。
雰囲気やテンポを変えることができますよ。

整合性を見直し、第三者からのチェックも

整合性を見直し、第三者からのチェックも

プロットをきっちり作っていても、長編になると詳細を書いているうちにどこかに整合性が欠けるところが出てきます。
原稿の重要な場所だけでも、時系列を書き出しそれぞれの人物の行動言動におかしいところがないかを見直しましょう。

また、原稿を読み進めるうえで欠かせない情報や説明文がキチンと原稿内に書き込めているかも大切です。

作者である自分は知っているために、原稿に書き忘れるケースも多いです。

ただ、こういったことは自分一人では分かりにくいこともあるので、友人や知人といった第三者に一度原稿を読んでもらうよう依頼しても良いでしょう。
その際は、文章力が高い人に見てもらえれば理想的です。

もし周囲に該当する方がいなければ、プロの編集者によるチェックをオススメします。
さまざまな文章を見てきたプロならではの視点で、意見を言ってくれるでしょう。
それにより自分のクセや長所、短所なども発見できるかもしれません。
良い原稿を書くためには、自分の力量を知ることも大切です。

原稿は推敲まで終わって、初めて完成です。
第三者に協力をしてもらいながら、ぜひより良い作品へと仕上げて下さいね。

【原稿募集】に関するお問い合わせはこちらから
www.choeisha.com/pub/
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