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原稿を書く前に「考えたいこと」&「行いたいこと」

あなたも文豪?小説を書いてみよう!

世の中にはさまざまなジャンルの小説があります。
推理、歴史、恋愛、ファンタジーなどあげていけばキリがありません。

最近では、自費出版もブームとなり、中には小説を書いて出版したいと望んでいる人もいるのではないでしょうか。

ここでは、原稿を書く前に考えたいこと&行いたいことをご紹介します。

その1「プロットを作成する」


プロットとは小説における設計図のようなもので、自分が書こうとしている小説のあらすじや世界観、設定などを指します。

慣れていないうちは、あらすじを設定するところから始めるのがいいのではないでしょうか。
しっかりと起承転結を意識したあらすじを書き、そこから文章を広げていく形をとると、ずっと書きやすくなっていくでしょう。

なかには勢いだけで小説を書いたらヒットした、という人もいますが、それはごく少数派です。
世の中に作品を出す以上は、読み手を意識する必要があります。
そのため小説の中核となるあらすじは、しっかりと起承転結を意識したものが重要になってきます。

その2「読み手の年齢層を考える」

その2「読み手の年齢層を考える」

読み手を考えるのも重要なポイントです。性別や年齢層を意識するのはとくに重要になります。
傾向として、女性は恋愛が絡んだ話を好みますし、男性は冒険活劇系の話を好む傾向があります。

さらに、読み手の年齢層によっては表現にも気を付けなければなりません。
15歳以上を意識しているならば、とくに文法はおかしくないか、話し言葉は適切か、若者言葉はどのように使われているのかなどに注意する必要があります。

一方、小学生などの児童を対象としているならば、漢字に気を配る必要があります。
常用漢字を教わる年齢が決まっている以上、何でも漢字に表せばいい訳ではありませんし表現方法もできるだけ易しいものにする必要が出てきます。

無料投稿サイトやブログを活用しよう


無料投稿サイトやブログを活用するのも、1つの方法です。
今では、一昔前に比べれば安く自費出版できる仕組みができています。

もし、自費出版をするならより良いものを形として残したいですよね。
その推敲をするためにも、無料投稿サイトやブログなどを活用して反応を見るのも1つの手です。実際の読み手を意識することで、物語の起承転結を意識した表現方法を使用しているかなど、自然と原稿をチェックするようになるでしょう。

小説などの創作物になると、年齢や性別によって受け入れられるジャンルも表現方法も変わってきます。
どれだけ読み手を意識した物語を創作できるようにするか、しっかりと気を配って書いていくことが大切です。

【原稿募集】はこちらから
www.choeisha.com/pub/