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書評
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『飛べ!愛の択捉』露久保孝一 著
産経新聞 読書欄 平成23年(2011年)12月11日

 択捉って、どんな島? ソ連に奪われるまで、美しい自然の中で、豊富な魚介、海獣類と日本人だけが住んでいた北方領土の最北端の地。そこで島民がどのような喜びと怒りの生活を送ったか、という激動の歴史をドラマで描いている。
 70年前の11月下旬、真珠湾攻撃に向かう連合艦隊が集結。島は騒然となるが国民学校の生徒たちは面白がる。主人公の少年は馬乗りの天才。少女を乗せて原野を疾走し、ヒグマに襲われる。馬は逃げず犠牲になり2人を助けた。敗戦後、ソ連軍に占領され、暗黒の生活へ。裸踊りをさせられる外国人女性が基地にいて、少年は女性を島外へ逃そうと奮闘する。領土返還への思いを込めて読みたい本。

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